ワンコの予防接種は、「狂犬病」「フィラリア」そして「混合ワクチン」がありますね。
我が家のおぼっちゃま犬、リク(ミニチュアダックスフンド♂9歳)。
この時期に混合ワクチンの予防接種があります。
この「混合ワクチン」任意なのですが、どういう病気を予防するものなのでしょうか?
そして、お注射大嫌いのリクの運命は…
混合ワクチンとは
実はこの「混合ワクチン」
接種は任意なんです。
接種の種類は1種~11種の病気に対しての抗体を作るためのワクチンです。
主には8種までなのですが、その病気というのは
犬ジステンパー
犬伝染性肝炎
犬アデノウイルス(Ⅱ型)感染症
犬パルボウイルス感染症
犬パラインフルエンザ
犬コロナウイルス感染症
犬レプトスピラ症(イクテモヘモラジー)
犬レプトスピラ症(カニコーラ)
9種以上は犬レプトスピラ症の血清型を追加したものとなります。
聞いたことあるようなないような病名ばかりですね。ちょっと簡単に説明します。
犬ジステンパー
ニホンオオカミが絶滅した原因の病気で、致死率は50~90%。発症すると有効な治療法はありません。治っても神経症状などに後遺症が残ります。
犬伝染性肝炎
犬アデノウイルスⅠ型の感染による伝染病。肝臓の機能不全や低血糖などによる神経症状が起きます。
犬アデノウイルス(Ⅱ型)感染症
「犬伝染性咽頭気管支炎」と言われ、Ⅰ型(犬伝染性肝炎)より致死率は低いですが合併症で重篤化する危険性があります。
犬パルボウイルス感染症
下痢や脱水の悪化によりショック症状を起こして死に至ることもあります。特に子犬の致死率が高く、妊娠中のメスが感染すると流産や死産の原因になります。
犬コロナウイルス感染症
病原性は弱いのですが、犬パルボウイルス感染症など腸炎を引き起こす病気の合併症で重篤な状態になります。
犬レプトスピラ症
「イクテモヘモラジー」「カニコーラ」「ヘブドマディス」「オータムナリス」「オーストラリス」の血清型が混合ワクチンに入っていますが、型としては250以上あります。
症状が出ない「不顕性」や腎炎や出血性胃腸炎を起こす「出血型」、けいれんや嘔吐・黄疸が出る「横断型」。さらに人間にも感染する「人獣共通感染症」があります。
ほとんどの感染症は、他のワンちゃんの排泄物などから発症します。
なので、外飼い犬やドッグラン、海や山など多くのワンちゃんと触れ合う可能性が高い子は多種混合ワクチンが良いです。
ただ、やはり種類が多くなるほど費用も高くなります。
(予防接種はペット保険対象外です)
リクの場合は、6種混合ワクチン接種で料金は6000円+税でした。
副作用が気になります
犬の感染症は全国の動物病院で毎年50%以上診断されています。
狂犬病のように国内ゼロではないのです。
任意ってことなので、接種していないワンちゃんもいるんですよね。
どうして接種させないのか…?
それは飼い主さんの考えなのでわからないですが、理由の1つに副作用があるのではないでしょうか。
ワクチンを接種した後、受付で会計を済ませると思うのですが少し時間を置いているのをご存じでしょうか?
たぶん時間にして5~10分程度じゃないでしょうか。
接種後のワンちゃんの様子を確認しているためなのです。
ただ、症状として現れるのも5~10分以内とは限らず、だいたい48時間以内に何もなければ大丈夫です!
どのような副作用があるかというと、「アレルギー反応」ですね。
元気がなくなったり食欲もなく発熱してしまったり、嘔吐や発疹・腫れなどさまざまですが、一番怖いのはアナフィラキシーショックです。
呼吸困難や失神などがおきます。早く処置しないと命にかかわるので注意が必要なのです。
ただし、発生率は0.01~0.5%ととても低く、予防する病気より発症の可能性は低いです。
大型犬より小型犬の方が発生率は高くて、特にダックスフンドはアレルギー反応が起きやすいので、接種後は安静に過ごしてください。
我が家のワクチンは
うちのリクちゃん(ミニチュアダックスフンド♂9歳)は、お出かけが大好きです!
最初は歩きませんが…青空トイレ(大)を済ませるともう走り出しちゃいます。(それまでが長いです…)
かかりつけの動物病院まで、普通に歩けば20分くらいでしょうか。
いつものお散歩コースよりちょっと車通りはありますが、ダイエットもあるのでしっかり歩いてもらいます。
(止まって見上げて抱っこをねだりますが…)
リクは人にも犬にも、自転車にも吠えます。看板やポスターの顔写真にも吠えます。(すみません)
病院の待合室でも割と吠えます。
でも診察室に入ると…しょんぼりします!
体重測るのもイヤ!お尻に体温計入れると「キャインッ!」
(ヤバい子です…)
早く帰ろうよ…
もちろん注射なんて絶対嫌いで。痛いとか痛くないとかじゃないと思いますが、もう先生や看護師さんにいつも笑われています。
今年の6種混合ワクチンも終わりました。
とりあえず、無事に済んで良かったです。
まとめ
我が家のおぼっちゃま犬リクの6種混合ワクチン接種が無事終わりました。
6種にしたのは、リクの生活環境と獣医師の勧めです。
任意の「混合ワクチン」が予防できる病気は、毎年全国の動物病院の50%以上で発症しています。
接種による副作用はありますが、発生率はとても低く予防できる病気の致死率に比べても遥かに低いです。
言葉を話してくれたらいいんですけど、痛みや体調不良をなかなか気づいてあげられないときもあります。
接種の種類も1~11種ありますので、生活環境に合う混合ワクチンを獣医師と相談してみてください。
料金は2000円~10,000円くらいまでです。
大切な命のために、そしてほかの命を守るためにも「混合ワクチン」を接種しませんか?
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