我が家のリクとパティのかかりつけの獣医師のところでは、フィラリア症の予防接種を毎年4月~11月の8ケ月間実施します。
最近は、年1回の注射による予防接種にしている飼い主さんも増えています。
ところでこの「フィラリア症」。
たしか蚊からの感染で発症すると聞いていますが、どのような病気なんでしょう?
それに、室内犬は蚊からの脅威をそこまで感じないように思いますが…
と、わたしは思っていましたが調べてみたらびっくりなことがありましたので書きますね!
フィラリア症はどんな病気?
フィラリア症(犬糸状虫症)とは、犬糸状虫症に感染している犬に吸血したときに、蚊の針から血液と一緒に吸引され蚊の体内で発育を始めます。
蚊が次の犬の血液を吸血するときに、蚊の体内で育った犬糸状虫がその針をつたって新たな犬の体内に入り込み媒介していきます。
けっきょくは、蚊によって虫が運ばれていろんなワンちゃんの体内に入っちゃうってことですね。
だから外飼いのワンちゃんの死因はフィラリア症が多かったのですね。
かの有名な忠犬ハチ公の死因もフィラリア症と言われています。
その犬糸状虫は、ワンちゃんの血管の中で成長し成虫は肺動脈や心臓に寄生してしまいます。
なので、成虫になる前の幼虫の時点で体内から駆除しなければいけないのです。
蚊が生息している期間を多めに入れて、月に1回・年に8回の駆除薬を投与しなければいけないんですね!
ただし、投与方法はいろいろ種類があります!
飲み薬(錠剤やおやつ)・皮膚に付ける滴下剤・注射の3タイプです。
よくフィラリア予防といっしょにノミ・ダニ予防薬もいっしょにする飼い主さんがいらっしゃいます。
あとで説明しますが、その子に合った投与の仕方を主治医と相談してみてください。
最初のフィラリア予防薬を投与する前に、必ず血液検査でフィラリアが寄生していないかを調べます。
だいたい10~20分程度で結果が出ます。
もし陽性だったとしたら…
早急に治療を始めなければいけません。
疲れやすい・渇いた咳をする・むくみがあるなどの症状から、悪ければ腹水や喀血・血尿など目で見て確実にわかる症状もあります。
心臓や肝臓にまで影響が出て、手術になったり最悪の結末を迎えることもあるのでしっかり予防をしましょう。
8ケ月間の継続で
リクとパティの病院では、4月~11月の月1回、年8回の投与でフィラリアを予防します。
毎月30日と日にちも決まっています。
地域によって投与する期間も前後すると思います。
実はこの予防薬。感染自体は防ぐことはできません。
血管や筋肉で成長している幼虫を駆除することができるんですけど、成虫になって肺動脈や心臓に寄生してしまうと予防薬では駆除できないのです。
なので、予防接種(幼虫駆除薬)は毎月しっかり投与して、成虫にさせないように幼虫を駆除しなければいけません。
フィラリアは6~7ケ月で幼虫から成虫になります。
しっかり継続して予防していきましょう!
ただし上でも触れましたが、フィラリアの予防薬には種類があります。
飲み薬
飲み薬には錠剤タイプとおやつタイプがあります。
月に一度の投薬となります。
錠剤タイプは、アレルギーのある子におススメです。
種類によっては、ノミ・ダニ予防もできるものもあります!
ボクは錠剤タイプでノミ・ダニ予防付き!
おやつタイプは味も美味しく、柔らかいものもありおやつ大好きな子にはピッタリです!
僕は歯が悪いので柔らかいおやつタイプです。
滴下剤
スポットタイプとも言いますね。月に一度の投与です。
口に入ると調子が悪くなってしまうものもあるので、身体を舐める子は少し注意が必要です。
が、滴下する場所が舐められない場所なら安全です!
首の後ろや肩甲骨の間なんかは最適化です。
ノミ・ダニ予防剤とセットのものもあるので、食が細い子やおやつもあまり食べない子にはスポットタイプが良いですね。
ネコちゃんのフィラリア予防薬はスポットタイプです。
注射
注射にすると、飲み忘れもなく年一回で一年の効果があります。
ただ、注射が嫌いな子にとっては大きな負担…
他の予防接種も注射なんですけどね!
飼い主さんが投与し忘れてしまうこともあるので、最近では注射で投与する人も増えています。
我が家の与え方
パティはおやつタイプの予防薬が好きなので、フィラリアは口からでノミ・ダニは滴下剤にしています。
歯が悪くても食べられるし、美味しいよ!
リクの場合ホントはおやつタイプでも良いのですが、少しアレルギー体質なのとほとんどなんでも食べれるので、ノミ・ダニ予防薬も入っている錠剤タイプにしています。
ただ、これがとっても匂いがキツいんです。
なので、美味しい缶詰やピューレに砕いて粉々のお薬を混ぜて食べさせています。
あまりおやつや嗜好品を与えていないので、お皿がきれいになるまで舐めてくれます。
ママがたまに美味しいご飯くれるの❤
…かわいそうに…
まとめ
人間にも感染してしまうフィラリア症。国内でも年間100例ほどあります。
フィラリアはネコちゃんにも寄生しますが、重症化することは稀です。
予防薬には、美味しいおやつタイプもある錠剤・首の後ろに滴下するスポット・投与忘れを防止できる注射があります。
主治医と相談して、その子に合ったお薬を与えてください。
フィラリア症の発症は、獣医師と飼い主の継続的な努力によりかなり防いでいます。
外飼いのワンちゃんの死因もフィラリア症は減少しています!
我が子を守るだけではなく、他のワンちゃんも守ってあげましょうね。
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