パティは推定年齢14歳~16歳のおじいちゃんわんこです。
犬種なのかはわかりませんが、わんこにもいろんな性格があって面白いです。
パティは先住犬のリク(ミニチュアダックスフンド)に比べると、かなり神経質でキビキビしています。
ぜんぜんぼーっとせず、ずっと家中を見回ってくれてるような…
うちではパティ・パトロール=P・P(ピーピー)と呼んでいました!
自宅警備員さんですね!
そんなパティも歳を取り、いまでは食事と排泄以外は寝て過ごすようになりました。(でもたまにP・Pしています)
パティの現在と、きっとこれからうちでも役に立つであろう徘徊と寝たきりになったときのアイデアをお話ししますね。
1日のほとんどを寝てる
少し前までは自宅警備(P・P)をしていたパティ。
現在はというと、1日のほとんどを寝て過ごしています。
僕の1日のスケジュールだよ!
うちに来てから、誰かがいたり近くを通るだけで飛び起きていたパティ。
うちでは安住できていないと思っていました。
ただもしかしたら性格だったのかもしれません。
犬らしいパティは、いろいろな場所を見て確認してました。
白内障で目が見えにくくなっても、パトロールは続けていました。
現在は、足腰もかなりよぼよぼになり、目も明暗を区別できる程度なのでパトロールもできなくなりました。
そんなパティの1日のスケジュールは、
AM7:00~AM8:00
オムツ替え 薬(心臓病・歯周病)入りのスープ 排泄
PM12:00~PM2:00
スープ状フード(ささ身ピューレ・ヤギミルク入り)
PM4:00~PM6:00
オムツ替え スープ状フード 排泄
PM8:00~PM10:00
オムツ替え スープ状フード (排泄)
朝のスープは、市販の流動食の缶です。
食事は「老犬の介護②」を参考にしてください。
オムツ替えは1日3回。これはわたしたちの生活リズム(仕事など)の関係で3回です。2回目のオムツ交換は、その日によって違います。
オムツは「老犬の介護①」を参考にしてください。
調子が良く、お腹がすいたときはそばに来ることもありますが、ほとんどはパティゾーンで寝ています。
節々をマッサージ
人間の年齢にしても高齢のパティ。
かなりよぼよぼしています。
動けるうちは筋力トレーニングをしますよ!
パティはうちに来たときから、家の中を自由に歩き回らせています。
最初は家の中でパティのスペースを作って仕切りをしていたのですが、どうやっても脱走するので、自由にしました。
一応、先住犬リク(ミニチュアダックスフンド)にはケージがあるのですが、リクもケージに入らなくなっちゃいました…
現在のパティのスペースであるパティゾーンには、毛布やらクッションやらがありモコモコです。
これにはちょっとだけ理由があります。
目も不自由になり、散歩も行けなくなってしまったパティ。
このままでは家の中しか歩かないし、筋力もなくすぐに寝たきりになってしまう!と思い、わざと緩急付ける感じで厚めの座布団や低めのクッションを置いて、その上にひざ掛け毛布を3枚ほど広げて被せています。
少しでも足腰に力を入れたり、バランスの練習をさせたいためです。
クッションの上なら、バランスを崩して尻もちついてもケガしないですよね!
どうしても後ろ足に力を入れなくなり、立ち上がるのもできなくなってしまうので、リハビリになります。
あと、寝起きのすぐは足に力が入りにくいようです。
オムツ替えのときには立ってもらうので、抱き上げたときに後ろ足を少しマッサージしています。
「ここに力入れるんだよ~」って感じで。
オムツ替えスペースの場所でも、マッサージして立たせています。
できないときもありますが、できたときはいっぱい褒めたりしてたくさん話しかけています。
寝たきりでも本能は
わんちゃんの介護は、とても大変です。
もちろん人間の介護も大変です!
大型犬には大型犬の、小型犬には小型犬の大変さがあります。
どちらにもあり得ることで大変なのことはいろいろありますが、今回は徘徊と寝たきりのことをお話ししますね。
パティはまだ自分で立てたり、少しならゆっくり歩くこともできるのでまだ寝たきりではないですが、徘徊はよくします。
パトロールは僕の仕事。
白内障で明暗はわかるようですが、もうほとんど見えていないパティは、見えなくても家の中を歩き回ったりします。
だいたいのわんちゃんの徘徊は、壁伝いに歩いているようです。
そしてバックがあまりできないようなので、よくハマります。
ここで泣いてくれれば良いのですが、パティはあまり助けを求めません。ハマったらこちらが助けるまでその場で止まっています。
これは心臓が悪い子に多いのですが、立ったままよく時が止まった状態になっています。
特に本人たちは気にしていないようですが、見てるこっちは心配ですよね。
もし徘徊が始まったら、柱や棚などを段ボールなどでガードすることをおすすめします。
ワンちゃんも角に当たったら痛いでしょうし、やはり事故防止になるので。
寝たきりになってしまったら。
これは介護士をちょっとだけかじったわたしのアドバイスですが、寝返りをさせてあげてください!
同じ状態で寝ていると、床などと接している部分が擦れて褥瘡(じょくそう)になってしまいます。
褥瘡がひどくなると、骨などにもダメージが広がるので時間を決めて体勢を変えてあげてください。
また、家族の近くで寝かせてあげてください。
みんなの声や存在を感じて安心させてあげてくださいね。
まとめ
老犬は1日のほとんどを寝て過ごします。
寝てばかりいると、筋力が衰えてしまうのでクッションなどでバランスのトレーニングをして筋力をつけてください。
筋力低下は後ろ足からきます。たまにマッサージしてあげると喜びますよ!
寝たきりになると、心細くなってしまいます。
家族が団らんするそばにスペースを作って、家族を感じられるようにしてあげてください。
介護は人間でも犬でもストレスが大きいです。
介護する側もされる側も、楽しく気持ちよくできるといいですね!
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